2016年10月6日木曜日

ウイーン

 1992年7月ドイツ中心部のダルムシュタットという大学都市で遷移金属の物理国際会議があった。夏休み中なので、この機会に家族と北イタリア、ドイツ、ウイーンを旅行した。ここでは最後に行ったウイーンを紹介する。
 ウイーンはいうまでも無く中世から近代にかけて現在の東欧諸国やスペインなどを支配したハプスブルグ帝国の首都で市内にはその時代の壮大な建築物が存在し、また多くの音楽家が輩出・滞在した音楽の都としても有名である。

シェーンブルン宮殿
ハプスブルグ家の離宮で壮大な建物と広大な庭園からなっている。庭園の奥は高台になっておりその上にグロリエッテと呼ばれるギリシャ建築風の建物があり、このあたりから宮殿の全容が見られる。

高台から見た宮殿の全容

庭園の奥
庭園の最奥にある建造物
そのすぐ裏が高台になっておりその上に下写真の建物がある。

グロリエッテ
対プロシア戦の勝利を祝って建てられたという。戦士の慰霊碑にもなっている。

市内の風物

マリア・テレジア像

シュテファン寺院(後ろの尖塔とその左の建物)
あまりに大きすぎて1枚の写真には収まらない

屋根と尖塔
屋根瓦には独特の模様が付けてある

ミサ風景

美術史博物館

美術史博物館の収蔵物
王女マルガレータ(ベラスケス作)
その他ブリューゲルやフェルメール、ルネッサンス期イタリアの巨匠達の絵が多数収蔵されている。

市庁舎

ウイーン大学
ボルツマン、シュレーディンガー、ドップラーなどの物理学者、フロイドなど著名な学者を輩出している。またウイーン工科大学も我々の分野では著名である。

オペラ座の客席

オペラ座内にあるモーツアルトの胸像

ベートーベンの胸像

辻音楽師

中央墓地にあるヨハンシュトラウスの墓
市内から路面電車で20~30分のところにある。
その他、ベートーベン、ブラームス、シューベルトなどウイーンにゆかりのある音楽家達の墓がある。

2016年9月30日金曜日

ケアンズ(オーストラリア)

 1997年7月末オーストラリアの保養地ケアンズで開催された国際磁気学会に出席したときの記録です。ケアンズはオーストラリア大陸の北東部の海岸に位置し、南回帰線より少し北にあり熱帯に属します。従って、季節は冬ですが結構暑く海水浴も楽しめます。また、珍しい熱帯の動植物に出会うことがあります。日本からの直行便もありアクセスも便利です。ここでは会議の合間に付近の観光地を巡ったときの記録を紹介します。

海から見たケアンズの町

小さな帆船

珊瑚礁
  ケアンズの沖合の海はグレートバリアリーフとよばれる一大珊瑚礁地帯です。沖合すぐにあるグリーン島も珊瑚礁で出来た島で周辺の海底は珊瑚礁で、船底に窓がある観光船でのぞくと見事な珊瑚礁が見られます。
グリーン島
ケアンズの沖合にある珊瑚礁で出来た島

海底の珊瑚礁

大きな貝

熱帯動物園
オーストラリアにはカンガルーを初めとして固有の動植物種が多く棲息しており、ワニ(クロコダイル)を除けば凶暴な動物はいないようで見学者とふれあうことが出来る動物も多くいます、
お腹の袋に子カンガルーを抱く母親カンガルー

カンガルーの子供達

コアラ

ウォンバット

ダチョウ

クジャク

熱帯の小鳥

大きなワニ
ちなみに市内のレストランではワニの肉を食べることが出来る。
お味は案外あっさりしており鶏肉のような感じ

キュランダ
 ケアンズの郊外にキュランダという町があります。熱帯雨林の中にあり先住民のアボリジニーが多く住んでおり、彼らのダンス、ブーメランの投擲など独特の文化が見られます。キュランダに行くにはキュランダ観光鉄道が走っており途中熱帯雨林の風物が見られます。(最近はケーブルカーで直行できるようです)
キュランダ観光鉄道の発車駅

熱帯雨林の中を行く列車

途中で見られる瀧


アボリジニーのダンスショウ

ケアンズの海岸の夕景(水鳥たち)

2016年9月25日日曜日

サンフランシスコ磁気国際会議1  湾内クルーズ・スタンフォード大学編 



1985年8月下旬米国サンフランシスコのカルフォルニア大学サンフランシスコ校で開催された国際磁気学会に出席したときの記録です。前半はサンフランシスコ湾のべイクルーズ及びスタンフォード大学見学、いずれも会議のエクスカーションとして催されたものです。後半は少し離れた東隣のアリゾナ州にあるグランドキャニオンを訪れたときの記録。

 ここから観光船が出る
この付近にはフィッシャーマンズワーフという新鮮な魚を
食べさせるレストランがたくさんある。
町には坂が多くケーブル型の市内電車も有り風情のある]町である。

クルーズ船 
湾内を巡る観光船

ゴールデンゲート(金門橋)

ゴールデンゲート 全長2737m

アルカトラス島
監獄として使われている

ベイブリッジ 全長13.5km
サンフランシスコとオークランドを結ぶ橋
瀬戸大橋が出来るまで世界一長い吊り橋として知られていた。

スタンフォード大学(フーバータワー)
大学の中心となる象徴的な塔

メモリアル・チャーチ

チャーチ内の礼拝堂

電子線形加速器
スタンフォード大学が作った線形加速器
現在は国の所有となっているが運営は大学がやっている。

最後に会議で受理された講演のアブストラクト

次ページに続く












サンフランシスコ磁気国際会議2 グランドキャニオン

 サンフランシスコのあるカルフォルニア州の東隣はアリゾナ州でここには有名なグランドキャニオンがある。会議終了後会議出席者何人かとここを訪れた。アクセスは飛行機で、まずラスベガスまで国内便で飛び、そこから小型の遊覧機でグランドキャニオンへ飛ぶ。単に直行するのではなく、途中で渓谷内の見所の近くを飛びながら渓谷上面の平地にある小さな飛行場へ到着する。
遊覧飛行機 
10人程度乗れる小型機 
渓谷内の見所を空中から案内してくれる

フーバーダム
いわゆるニューディール政策の一環としてフーバー大統領の時代に
完成した巨大ダム(上空より)

ダム湖(上空より)
フーバーダムにより作られたダム湖
貯水量は400億トンといわれ琵琶湖の水量よりも多い。
ともかくスケールが巨大である

渓谷の底を流れる川
コロラド川にいたる(上空より)

対岸の断崖絶壁 ともかく超雄大な景色
手前の平地は広い谷。その中心付近に水をたたえた狭い谷川が見える。
日本でこれに匹敵するのは阿蘇の外輪山くらいか?

手前の景観と対岸の断崖絶壁2
深くえぐられた渓谷の上はほぼ平坦な岩地。遊覧機はここに着陸し見学者は絶壁のまぎわまで行け、谷間を見ることが出来る。(現在もそうかわからない)。


手前の崖 
少し傾斜がある崖には小さな灌木が点在している。
地肌は全て褐色の岩

奇岩
所々に浸食から取り残された巨大な煎餅を重ねたような奇岩が見られる

谷底の川
望遠レンズで谷底を見ると真っ青な水をたたえた谷川が流れている。

ラスベガスの町
グランドキャニオン観光の基地。ここで飛行機を乗り換える。
中央のビルは賭博場のあるホテル。